アメリカ留学・移住、渡航前日本でやるべきこと17選

アメリカ移住、留学前に日本でやっておくべきことは何だろう?

こんな疑問にお答えしていきます。

今回は長ったらしい前置きはなし!早速いってみましょう。

目次

留学目的を明確にする

『ええいっ!もう勢いでアメリカ留学しちゃえ!』

これおすすめしません(経験者です)

まぁ、ノリで留学しちゃう大人は、わたし以外にあまりいなかったですけどね…。

みんな何かしら目的があって留学してたから、これを読んでくれているあなたも大丈夫かと思います。

が、しかし!勢いだけで留学をしようと思うなら、本当にする必要があるか?考えてみてください。

言葉がろくにわからない、現地に知り合いがいない、この状態で留学をするなら余計にです。

海外生活は日本と勝手が違うことが多く正直大変。

例えば病院に行くにしても、加入保険の提携先病院を探すところから始まります。

住むところを探す方法、契約の仕方だって日本と全然違う。

慣れるまでわからないことだらけ。

何があっても負けないぞ!っていう強い覚悟がないと簡単に心は折れます。

中途半端な気持ちで渡米したばかりに留学目的を見失い、

「日本にいたほうがよかったのかな?」と何度もわたしは思いました。

留学目的が定まっていて、自分の進むべき道が見えている人は、少々のことがあってもへこたれなし乗り越えられるでしょう。

さて、あなたのやりたいことは海外でしか学べませんか?

留学費用の確保

学生ビザをもっている人はアメリカでの就労は違法。

なので留学費用を確保しておく必要があります。

半年の留学で300万、1年で600万円くらい留学費用として確保しておくと、生活に困らないはず。

もちろん工夫次第でもっとおさえることは可能。

ただ一応これくらい貯金しておくと気持ちに余裕がもてるかなと。

わたしは留学前に現地で使う用、クレジットカードの引き落とし用、緊急用と日本の口座をわけました。

こうすることで何にいくら使ったのかすぐわかり、お金の管理がしやすかったです。

海外留学保険に加入

医療費が驚くほど高額なアメリカ。

海外留学保険は必須アイテム!

日本の保険の補償内容や使いやすさに勝るものないです。

アメリカにも学生が加入できる保険はあるけど、補償額が低かったり正直微妙。

ないよりマシか…レベル。

キャッシュレスで診察してもらえる海外留学保険はホント神。

病院で保険証を提示すると補償範囲内で、保険会社が診察費用を支払ってくれ自己負担なし。

薬代は立替えでレシートがあれば後日保険会社から返金されます。

わたしが加入したAIUと東京海上日動の海外保険は、どちらも丁寧な対応で安心できました。

補償内容を確認して保険会社を選ぶといいですね。

AIU、東京海上日動ともに最大保険加入期間は1年。

延長できるかどうかは保険加入前に保険代理店などで確認をしてください。

健康診断を受ける

とても大切なことです。

特に20代後半以上の女性は渡米前に婦人科検診を受けてください。

あと歯の治療はマスト。

海外留学保険は歯の補償額はかなり低く、これはアテにできません。

たぶん歯の治療費が超高額なのと、他に比べて通院する可能性が高いからだと推測。

いらない情報でしょうが、わたしはHIVの検査も渡米前に受けておきました。

なのに婦人科検診は怠ってしまい後悔しかない…。

もっと早く検診していれば癌の早期発見ができたかも。

わたしのようにならないために、健康診断は済ませておいてください。

海外送金方法を確認

1年以上の長期留学、ルームシェアをするならアメリカで銀行口座開設をおすすめします。

短期留学なら、現地ATMで米ドルの引き出し可能なクレジットカード、デビットカードで問題なし。

カードにより引き出し手数料がかかることがある、1日の引き出し限度額が決まっている場合があります。

事前に確認しておきましょう。

出金回数が増えると手数料もバカになりませんからね。

カードが使えない場合だけ現金にして、あとは基本カード払いにするといいですよ。

ルームシェアでは家賃の支払いは現金/小切手(チェック)が一般的。

アメリカで銀行口座開設をしたら小切手を購入できますし、ATM手数料も無料。

日本から送金手数料はかかりますが、長い目でみると長期滞在者は現地で銀行口座開設をした方が便利。

海外送金手数料が安いのはどこ?

銀行で海外送金をすると送金手数料、為替レートとその手数料もろもろ加算され複雑。

送金手数料が安く、明朗会計なWISEがおすすめ。

現地通貨でいくら受け取れるのか事前に確認できます。

2020年8月12日時点、10万円をアメリカ口座に送金すると$928.75着金。

他行と比較しても安い!

銀行だと着金までに1週間近くかかるけど、Wiseなら2、3日もあれば着金と早いのも魅力的。

懸念される海外送金手数料もワイズ(WISE)を使えば、通常より低い料金で送金が可能。

下記のリンクより登録をすると、最大7,5000円までの送金手数料が無料になりますので是非♡

https://wise.com/invite/i/reikok46

クレジットカード、デビットカード

大体どこでもクレジットカードが使えるアメリカ。

$1の買い物でクレジットカードをきっても嫌な顔されません(笑)

クレジットカードは複数枚持ちが安心。

JCBは使えないところがあるので要注意。

会計後すぐ引き落とされるデビットカードも便利ですよ。

デビットカードはその都度払いだから使いすぎる心配がないし、現地ATMで引き出しも可能。

クレジットカードでもATM引き出しできるけど、これはキャッシング(借入れ)と同じ。

デビットカードだと紐づいている日本口座の預金残高分のみ引き出せるのでお金の管理もしやすいですよね。

携帯電話解約の手続き

日本の番号をキープする必要がないのであれば、長期留学者は携帯を解約しましょう。

携帯会社により2年縛りだとか規定があると思うので、まずは解約時期を調べてください。

アメリカへはSIMフリー携帯を持参し、現地でSIMカードを携帯本体に差し込む。

これでアメリカの番号を使えるようになります。

長期滞在者はアメリカの番号が必要になる場面が増えるので、アメリカ放題はおすすめしません

アメリカにいながら日本の番号を持つ方法

1つの携帯にアメリカ、日本の番号と両方ほしい人は050の使い捨て番号を契約するのもアリ。

わたしはサイト登録で日本の番号が必要だったときに、SUBLINE PERSONALというアプリを利用しました。

結局この番号で発信、受信をしなかったので電波の感じはわからないけど、登録は簡単でしたよ。

050番号取得はこのサイトがわかりやすいでのでリンク貼っておきます。

海外へ発信だけしたい

LINEアプリの『LINE Out』を使えばアメリカから日本、その他海外へ発信ができます。

LINEを利用していない人やWi-Fiにアクセスできない人とも無料で通話できるのが特徴。

広告を見ると通話が無料になる『LINE Out Free』、有料の『LINE Out』の2種類あります。

【アメリカから日本へ発信する場合の料金はこちら】

LINE Out Free(無料)(1回の通話につき)
固定電話3 分まで
1日5回まで ※携帯電話へは発信できませんでした
LINE Out(有料)1分あたりの料金(コールクレジット)
固定電話あて¥3(3 コールクレジット)
携帯電話あて¥14(14 コールクレジット)
100クレジット/$0.99

100クレジットあれば固定電話/33分、携帯電話/7分話せる計算。

LINE Outクレジット購入方法

STEP
LINEアプリの設定を開く

風車マークをクリックして設定を開く
STEP
LINE Outをクリック
STEP
コールクレジット購入

「コールクレジット購入」クリック
表示通貨設定から日本円に変更可能

アメリカの番号を無料で取得する方法

ズバリ!Google Voiceのアプリをダウンロード。

これでアメリカの番号がタダで取得できますよ。

通話、テキスト(メール)、留守番電話機能までついて無料なんです!

しかもアメリカ、カナダへの固定電話、携帯電話、テキストまでタダ。

日本の固定電話へは1分/$0.03、携帯電話1分/$0.09と国際電話もOK

なんともビックリサービス。

WiFiかDataを使用して通話ができます。

WiFiがあるところでは自動的にWiFiに接続してくれるそう。

わたしは仕事用にGoogle Voiceを利用しています。

問題なく使えますよ。

自分の携帯にリンクさせますので、アメリカで使える携帯がある前提になります。

SIMフリー携帯、SIMカード

アメリカでたとえばiphoneを購入すると、学生であればデポジットをとられたりするので、現地で使用できるSIMフリーの携帯は持参しましょう。

SIMカードは現地でも購入可能。

ただし全て英語対応なので心配であれば、日本語対応してくれるカードを持参するといいですよ。

必要に応じてプランが選べ、費用も良心的なユニバーサルモバイルはおすすめ。

転出届の提出

転出届の提出は細かな規定がなく、役所により異なります。

1年以上海外に滞在する場合、転出届を出すのが目安。

転出届を出すとどうなるのか?

転出届を提出することで変わることが3つ。

国民年金加入が任意になる

海外転出届を出すと国民年金の加入義務がなくなり、任意加入となります。

海外にいながら国民年金を払うこともでききるし、払わなくてもいいってことですね。

国民健康保険の返納

国民保険の加入は抹消され、保険証の返納が必要。

帰国の度に転入届を出し一時的に国民健康保険に加入、日本を出国する前にまた転出届を提出、保険証を返納する

これを繰り返しても何も言わない役所もあるみたい。

ちなみにわたしの自治体ではこれを認めていないと言われました。

役所で事前確認が必要ですね。

住民税の免除

海外滞在期間中は住民税の支払い義務がありません。

マイナンバーの返納

返納をしても情報が消滅するわけではなく、日本へ帰国をすると同じ番号で再度使用可能となります。

パスポートの期限をチェック

学生ビザを申請する際、6カ月以上有効期限があるものが必要になります。

期限のチェックは忘れずに。

運転免許証の有効期限を確認

更新期間内に手続きをしなければ免許は失効します。

免許の更新日を確認し、渡航前更新もしくは、帰国後更新か決めておくといいですね。

事前更新

更新は誕生日の前後1か月に行います。

この期間中に更新手続きができない場合、事前に更新手続きを申請することができます。

ただ事前更新手続きを行なうと有効期間が1年短くなるので注意。

帰国後更新

失効後3年経過していない、帰国日から1か月以内であれば再取得の手続きができます。

必要書類や詳しくはこちらをご参照ください。

警察庁ホームページ

失効日から6か月以内であれば技能試試験、学科試験が免除されます。それ以上は免許試験が必要になる可能性アリ。

滞在先の確保

滞在先を学校の寮もしくはホームステイにする場合、必ず渡航前に住む場所を確保しておきましょう。

ルームシェアや1人暮らしのアパートに関してはトラブルを回避のため、また契約しやすさから現地に到着後探すといいですよ。

ルームシェア、アパート探し虎の巻↓

銀行残高証明書を取得

アパート、ルームシェアを契約、転校する際はドル建て銀行残高証明書が必要。

アパート契約は、最低家賃の1年分は残高があることを証明するよう求められます。

転校の際も数千ドルないとダメとか規定があります。

銀行残高証明書は直近3か月以内のものが基本。

ビザ取得後から渡航まで期間が空く場合は、渡航前に再度証明書を取得しておくと安心ですね。

必要な持ち物をチェック

ロサンゼルスのような大都市であれば、日系スーパーもあるし大体のモノは現地で揃います。

荷物がかさばると移動も大変だから、必要なものだけ持参したいところ。

ちなみにわたしが留学時に持ち込んだのはコレ。

  • 衣類
  • 筆記用具(ボールペン、シャーペン、消しゴム)
  • コスメ(メイク道具、化粧水、洗顔、日焼け止めなど)
  • 常備薬(塗り薬など)
  • サングラス
  • バッグ(通学用、おでかけ用)
  • 海外保険
  • パスポート
  • I-20
  • 現金(数百ドルだったかな)

初回の留学時はわからず大量に洋服や靴をもっていき、スーツケースがパンパンに。

でも現地にもお得でかわいいものがたくさん買えるから、衣類は必要最低限でよいかと。

英語の勉強

「留学ってさ、英語を学びにいくんだから、勉強なんて現地でしたらいいじゃないのよ」

そう思い渡米前は一切勉強をしなかったわたし。

語学学校の登校初日、これが大きな間違いだったことに気づき後悔しました。

語学学校では登校初日に学力テストを受けます。

その結果で自分の入るクラスが決まるわけですね。

わたしが一番初めに通ったサンタモニカにあるELSという学校はレベルが12ありました。

そして私が入ったクラスはレベル3

ちなみに当時レベル1はなく、レベル2が実質一番下でABCを習うクラス。

なのでレベル3はビギナークラスってこと。

話は戻り、レベル3にはわたしと同じような英語力の生徒がいると思い込んでいたけど違った…。

まわりの生徒は先生の言っていることを理解しているし、先生のジョークにだって笑えてる。

「え…わたし全くわからないけど…」

すごく焦りました。

習った文法をつかってストーリーを作ってみましょう、というグループワークが多い語学学校。

わたしとグループになるとわかったクラスメイトからは

「Reikoとグループとか嫌だし。だって英語話せないじゃん」

露骨に嫌な顔を何度もされたことは今でも忘れません。

申し訳ない気持ちと悔しい思いをした日々が1か月は続きましたね(笑)

ここで言いたいのは『渡米前に耳を英語にならしておきましょ』

そうすると、わたしにみたいに焦る必要はないし、授業にもすぐになじめると思います。

余裕があれば現在完了、過去完了、未来完了、現在完了進行形、過去完了進行形、未来完了進行形をマスターしておくと完璧!

どこの学校でもこれらは習います。

でも、ただでさえ複雑な文法なのにそれを英語で習うとなるとかなり大変。

理解するまでに数か月かかりました、わたし…。

渡航前にオンライン英会話で耳を慣らしておくのもアリ。

【エイゴックス】欧米ネイティブ講師とのマンツーマン・レッスンが350円〜

日本の文化や歴史、経済を知る

語学学校では自国の歴史・文化を紹介するプレゼンテーションや、ディスカッションが頻繁にあります。

他国の生徒は愛国心が強く自国の経済、政治をよく知っているんですよね。

自分の住む市の人口、市長がどんな取り組みをしているかまで把握しててそれが当たりまえみたいな。

お恥ずかしい話このあたり無知だったわたし。

いい大人がこんなことも知らないのか…と、穴があれば入りたい気持ちになったのを覚えています。

ただし!一般的にアメリカでは『政治、宗教、お金』の話はNG

とても繊細なトピックなので、親しくない間柄では特に避けるべき。

留学生活をイメージする

アメリカ生活をスムーズにはじめるため、事前にチェックしておくべきこと。

  • 滞在先から学校までの行き方と所要時間
  • バス通学なら最寄りのバス停、どのバスに乗車するのか
  • スーパーの場所、近所に何があるのか
  • 行ってみたい場所(観光地など)
  • ルームシェアをするなら、周辺相場、どんな物件があるか

現地到着後、登校日までに一回は学校まで行ってみるといいですよ。

感覚がつかめます。

おまとめ

渡米後『あれやるの忘れた!』なんてことがないよう準備は念入りに。

特にお金の管理、保険、携帯関係は重要です。

おとな留学ならではの疑問をまとめ真剣に答えてみましたのでこちらもどうぞ。

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