アメリカ移住するには何からやればいいか知りたい
こんにちは!アメリカ在住歴8年のReikoです。
インターネットさえあれば世界中どこでも仕事ができるこの時代。
住む場所を自由に選べる環境にいるなら、海外に出てみるのもアリだとわたしは思っています。
なぜなら様々な人種、文化に触れることで新たな発見があるし、自分を成長させるいい機会になるはずだから。
でも勢いだけで海外移住すると失敗する率が上がるでしょう。
そうならないためにも移住を決める前にやっておくべきことをピックアップさせてください。
今回はアメリカ生活をより快適にするために、まずやるべきことは何だ?を知りたい人向けの記事となっています。
ではいってみましょう~。
移住先を決める
慣れ親しんでいる日本とは違い、生活仕様、文化、食、人種全てが異なる海外。
海外移住ってそこにいるだけでワクワクするとか、何かしら心躍るポイントがないといずれ嫌気がさすだろうなと思います。
環境、街並み、食事、物価、何にテンションがあるかは人それぞれ。
あと移住先でどんな生活がしたいのかを明確にしておくのもいいですね。
わたしがロサンゼルス以外で選ぶなら…。
クラシカルな建築、美味しいレストランが集まる洗練された街サンフランシスコで、レストラン開拓や街を完璧にマスターしたい。
ミッドセンチュリーモダン建築とおしゃれなブティックホテルが立ち並びハイキングも楽しめる、遊ぶようにのんびり暮らすなら、砂漠のリゾート地パームスプリングスも素敵。
かわいいサボテン雑貨に囲まれ、セドナのようなダイナミックな自然を身近に感じ、土地の安いアリゾナ州でアウトドアを満喫するのもアリ。
クラフト文化、ビンテージ、カフェカルチャーが盛んなポートランドも捨てがたい。
あぁ、住んでみたいところがありすぎて困ります(笑)
こんな感じで生活スタイルや好きなことを想像し、それに当てはまる移住先を考えてみましょ。
ちなみに海、山、おしゃれな街があるロサンゼルスでは、ゆったりとしたビーチライフ+夜遊び+グルメが満喫できますよ。
気候チェック
カリフォルニア州だけでも日本の国土面積以上の広さがあるので、アメリカ全土でみると場所により気候はかなり異なります。
ロサンゼルスは通年降水量が少なく気候もおだやか。
夏は30℃以上になるけどカラッとしているので不快じゃないし、冬も10℃をちょっと下回る程度だから耐えられる。
同じカリフォルニアでもサンフランシスコの冬は体に刺すような寒さ。
夏は50℃くらいまで上がり灼熱、凍える寒さがやってくる冬のアリゾナ。
ニューヨークの冬なんてそれこそ極寒。
ロサンゼルスの気候の良さに慣れるともう他では住めません(笑)
気候、降水量のチェックは生活する上で重要なポイントです!
アメリカ全土の気温や降水量がチェックできるサイト
ロサンゼルスの天気や気候はこちらに詳しく書きました!
物価チェック
主に家賃相場はチェックしておきたいところ。
やはりロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークなど大都市は何でも揃うし、便利な分お家賃も高め。
では都市は避けるべきか?というわけではなく、工夫次第で何とかなります。
というのも、ロサンゼルスでは郊外へ行けば家賃は下がるし、1人暮らしアパートではなくルームシェアにすることで家賃がお得に。
ロサンゼルスの都心部で1ベッドルームのアパートを借りるなら、月$2,000以上はみておきたい。
治安の良いエリアでルームシェアなら$1,500くらいの相場感。
もちろんアパートでも$2,000切るところや、タイミングによっては$1,000以下でルームシェアが見つかることだってあります。
どこまで妥協できるかによっても変わるので、まずは大体のイメージをつかんでみましょ。
家賃相場は下記のサイトを参考にしてみてください。
ルームシェア、アパート | アパート |
Craigslist | Apartments.com Zillow |
アメリカの食事情ですが、日本に比べて全体的にお高めとわたしは感じます。
でも1食分がボリューミーだし、食べきれなかった分は持ち帰りする文化なので、1食で昼と夜まかなえたりします。
そう考えると、あんまり変わらないかも…。
治安チェック
家賃の安さに飛びつくと治安最悪だった…(涙)
なんてことあります。
アメリカの治安が悪い場所は、命の危険を感じるレベルなので、治安の良いエリアのチェックは欠かさずに!
ちなみにロサンゼルス都心部周辺で安全なエリアは、サンタモニカ、マリナデルレイ、ウエストLA、カルバーシティ(一部は微妙)、ウエストウッド、ブレントウッド、センチュリーシティー、ビバリーヒルズ、パサデナあたり。
わたしだったらおしゃれエリアのシルバーレイク、エコパークに住んでみたいけど、治安の良くないエリアだった頃の名残があるから無理な人はいるかも。
ダメなエリアはコンプトン、イングルウッド、サウスロサンゼルス、スキッド・ロウで、場所によりけりなのはコリアタウン、ミッド・シティ、ハリウッド、ベニス。
エリアごとに過去の犯罪数がチェックできる
交通網チェック
大都市なら交通機関が発達してそうなイメージですよね。
しかし!残念ながらロサンゼルスは交通の便が悪く、車がないとけっこう不便(汗)
短期滞在ならバスや電車、Uberを駆使するでもいけますが、長期滞在なら車は必須!
同じ都会でもサンフランシスコの中心街ならバスや電車が充実しているので車がなくても十分なはず。
実際サンフランシスコ出張時、電車とバスでスムーズに都心部を移動できました。
車購入の予定がなければ交通機関が発達しているところを選ぶといいですね。
アメリカ3都市のみになりますが、ここでざっくり交通網をチェックできます。
ロサンゼルス | サンフランシスコ | ニューヨーク |
Metro | SFMTA | NYC Map 360° |
ロサンゼルスでのバスや電車の乗り方はこちら↓
食べ物チェック
食を重視するなら迷わず多様な人種が移住している大都市へ行きましょう。
その国の本格的な料理が堪能できます。
日本ではあまり見かけないキューバーやアルゼンチン料理なんかも楽しめますよ。
これが美味しいのですわ。
白人率83%、アジア人率4%のアリゾナ州に住んでいたときは、食に苦しめられましたね…。
なんせ美味しい日本食レストランを探すのが大変でした。
1年住んでみて「これならいける」と思った日本食レストランは2軒だけ。
その他は家で作って食べたほうが、よっぽどマシだわレベル。
大好きな韓国料理もイマイチだったし。
耐えきれず月1回、片道6時間かけてロサンゼルスへ食旅行していたほど。
和食が恋しくなる人は日本人の多く住むエリアが無難です。
スーパーチェック
特に自炊する人にとってかなり重要事項ですよね。
ぶっちゃけ日系スーパーがなくても、韓国スーパーがあれば何とかなります。
だって韓国スーパーにいけば最低限必要な日本の調味料は手に入るから。
そのうえ水菜、しそ、春菊、もやし、しゃぶしゃぶ肉とか、米系スーパーでは見かけないものだってあります。
求めている人がどれくらいいるか謎ですが情報として(笑)
ちなみにわたしの場合、野菜は韓国スーパーで買うことが多いけど、米系スーパーSproutsも安くて新鮮だから好き。
ステーキ肉、チーズはWhole Foods、調味料はTrader Joe’sと買うものによってわけています。
ロサンゼルス周辺のおすすめ日系スーパー
肉類、お刺身 | 肉類、お弁当 |
Tokyo Central | Nijiya |
ちなみにロサンゼルス周辺のTokyo Centralなら、サウスベイのArtesia沿いにある店舗が広く、お刺身もたくさんあるからおすすめ。
【住所】
1740 Artesia Blvd, Gardena, CA 90248
日本人は住んでいるのか?
情報交換ができるから自分の住むエリアは、日本人がいてほしいと思う派ですね、わたしは。
日本人が住んでいればブログやSNSで、有益情報を発信している人がいると思うんですよね。
レストラン情報ならYelpやインスタで情報はとれるけど、やっぱり味覚の近い人から情報がほしい(笑)
気になる移住先があれば、その地で活躍するブロガーやインスタグラマーがいるかチェックしてみましょう。
ロサンゼルスの食といえばフードブロガーのKadaeさんの情報は、正直なレポで信頼できますね。
食やコロナなど最新情報をいち早くアップ
必ずやるべきこと
移住先が絞れたらその地で生活していけそうか、現地視察することをおすすめします。
街を歩いてみて、そこで生活している自分が想像できる、もしくはいるだけでハッピーな気持ちになるか確かめてみましょう。
節税目的で海外移住する人はいますよね。
もしくは過去に旅行をして気に入ったとか、惹かれるモノがあるからその土地を選んでいるはず。
ですが、旅行と生活をするのはまた別の話。
たとえばロサンゼルスと聞くとサンタモニカ、ビバリーヒルズ、ハリウッドを思い浮かべ、ビーチにパームツリー、おしゃれ、高級、エンタメの聖地みたいなイメージを連想するかもしれません。
ところがスキッド・ロウには驚くほどの路上生活者がいますし、ギャングエリアのサウスロサンゼルスに行けば、昼夜関係なくストリートに娼婦さんが立っている(悪いとは言いません)、ダウンタウンはゴミが多く、ペットの糞尿で臭いし汚い、実際住んでみないとわからない真の姿があります。
もちろんスキッド・ロウやサウスロサンゼルスのような治安の悪いエリアは、行くと危険ですし行く用事もないでしょう。
ただロサンゼルスは治安の良い、悪いところのギャップが激しく、どちらもリアルってことは知っておいたほうがいいかと。
トレンド発信地のベニスビーチにあるアボットキニーだって、ストリートを変えるだけで路上生活者をたくさん目にします。
こういった人達が悪ということではありません。
現実を目にしたとき、カルチャーショックを受ける人がいるのも事実。
こんなはずじゃなかった…
そうならないよう、現地を訪れてみてください。
おまとめ
現地視察は2週間くらいあると、生活イメージがつかめると思います。
1か月あれば十分。
長期になるとホテル滞在はコストがかさむので、個人ならairbnbがおすすめ。
いろいろな人と出会ってみたいなら月$1,000で好きなロケーションに移動し放題のpodshareも面白い。
個室つきのルームシェアなら月$1,000以下、1人暮らしアパートでも$1,500くらいで探せます。
ファミリーならairbnbやバケーションレンタルのVrboでアパートや1軒屋を丸借りもいいですね。
留学だけじゃなく海外移住者全員に当てはまる、渡航までにやるべき具体的なことを経験ベースで書いてみました。
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