ロサンゼルス旅行、留学、移住、いずれにしてもロサンゼルスの物価がどれくらいなのか気になるところですよね。
結論から先にいうと、物価が高いかどうかはモノによりけりで、総合的には東京と変わらない。
これがロサンゼルス、東京どちらにも住んだことのあるわたしの感想。
では、ロサンゼルスの物価をカテゴリーごとにチェックしてみましょう。
世界水準で見るロサンゼルスの物価指数
まずは世界的水準でみるロサンゼルスの物価指数をチェック。
この表は2021年度、全世界の生活指数を表したもの。
わかりやすく全指数が100のニューヨークを基準に抜粋、作成しました。
ランキング | 都市 | 生活指数 | 家賃指数 | 日用品指数 | 外食指数 |
---|---|---|---|---|---|
13 | ニューヨーク | 100 | 100 | 100 | 100 |
15 | 名古屋 | 97.94 | 64.40 | 108.10 | 47.06 |
21 | サンフランシスコ | 93.35 | 109.35 | 93.50 | 90.85 |
24 | 東京 | 91.34 | 42.85 | 96.42 | 51.30 |
42 | 大阪 | 85.53 | 24.49 | 87.72 | 49.48 |
69 | ロサンゼルス | 81.92 | 74.12 | 79.26 | 89.11 |
ん~正直これあてになるのかな…(汗)
なんて疑問は残りますが、まずアメリカ大都市かつ人気エリアのニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスでみるとLAがどれをとってもお得な感じですね。
これにはわたしも共感。
では、東京とロサンゼルスで比べるとどうでしょう?
生活にかかる費用、日用品は東京の方が高く、家賃や外食関係はロサンゼルスが高いことがわかります。
でも東京でも山手線内か外側か、また23区内外によって家賃が変わるように、ロサンゼルスもエリアによって家賃の開きはあります。
なので一概に東京、ロサンゼルスどちらが高いとか言いにくく…。
はじめに書いたようにモノによって安く感じたり、高いなと思ったりするわけでして。
では何が高くて安いのか具体的にみていきます。
消費税
アメリカでは州税+郡・市税=消費税として計算されます。
ロサンゼルスの消費税は2021年時点で9.5%
日本の10%より少し下回りますね。
ちなみにサンフランシスコは8.5%、ニューヨーク市は8.875%なので大都市と比べると、ロサンゼルスの税率は高め。
家賃
東京港区の1K アパートの家賃相場は9.6万円【suumo調べ】
23区で一番お得な葛飾区は6.2万円だそう。
23区内でも月額3万円くらいの差がありますね。
同様にロサンゼルス周辺でもエリアが違えばアパートの家賃相場も異なります。
ロサンゼルスの1ベッドルームで$1,610(約17万6000円)
高級エリアのビバリーヒルズ$2,950(約32万3000円)【Renthop調べ】
ロサンゼルスのお家賃ってバカ高い!
ただお部屋が広いという利点はありますけどね。
光熱費
次に1ベッドルームの場合、1か月にかかるアメリカでの光熱費平均をチェックしてみましょう。
住んでいる人数、使う頻度により差はありますが参考にしてみてください。
電気
$30-$50(約3300-5500円)
2人暮らしの我が家では月の電気代が$50くらいなのでこんなもんですね。
電気代削減にはエネルギー効率の高いLEDライトがおすすめ
ガス
$15以下(約1650円)
我が家はIHキッチンなのでガスの使用はなし。
Apartmentlistによると毎日料理をしても1か月$15を超えることはないだろうとのこと。
ガスオーブンはガス消費が半端ないので極力使わない
水道
1人暮らし:$28.24 (約3100円)
ファミリー:$116(約1万3000円)
参考までに食器を手洗いすると、1回あたり平均27ガロン(約102リットル)の水を使うそう←そんなに!??
それが食洗器なら3ガロン(約11リットル)程度で済むらしい。
降水量の少ないロサンゼルスでは、ホームステイのハウスルールとして1回あたりのシャワー時間を5-10分と決めているお宅がほとんど
インターネット
$30-$60(約3300-6600円)
これはプランによりますね。
モデムまたはルーターはレンタルせず購入することで費用を抑えることができます。
データ無制限のSIMカードもありますので、ストレスなく使えるようならパソコンと共有して使うことも可能
携帯
留学生がよく使っているのはプリペイド式のSIMカード。
今は通話料、通信料、テキスト全て無制限で月額$50(約5500円)というお得なプランもあります!
ちなみにプリペイドは契約の縛りがないので、止めたいときにすぐ解約できるのがいいところ。
これは日本より安いんじゃ?
ケーブル
アメリカではケーブルチャンネルをとるのが主流。
主要どころはこんな感じ。
Netflix: $8.99 – $17.99(約990-1970円)
Disney+: $7.99 – $12.99(約880-1400円)
Hulu: $5.99 – $11.99(約650-1300円)
Apple TV+: $4.99 – $15.99(約550-1750円)
HBO Max: $15(約1650円)
ちなみにうちはテレビがないけど、問題なく生活しています(笑)
ロサンゼルスの平均光熱費
ではロサンゼルスだけでみた場合の平均光熱費もチェックしておきましょう。
電気 | ガス | 水道 |
$120.45 (約1万3000円) | $44.16 (約4850円) | $53.99 (約5900円) |
うちは水道代が家賃に含まれているアパートなので水に関してはわかりませんが、電気はこんなに使わないですね。
まぁ、あくまでも平均なので参考までに。
ホームステイや寮は滞在費に光熱費やインターネット代が含まれていますし、ルームシェアでも家賃に込みになっている物件もあります。
ガソリン
アメリカでは最近ガソリンの価格が上がっていて、5月の平均は$3.97/1ガロン(3.78リットル)
過去5年間のガソリン平均価格をチェックしてみました。
2020 | 2019 | 2018 | 2017 | |
---|---|---|---|---|
アメリカ | $3.04 | $3.58 | $3.51 | $3.06 |
日本 (レギュラー) | 125.3円 | 135.7円 | 141.5円 | 124.7円 |
2020年のアメリカは1ガロンあたり$3.04(約330円)に対し、日本は125円/リットル。
ガロンに直すと約497円なので、ガソリンはアメリカの方がお得ですね。
食費
残念ながらロサンゼルスのレストランやカフェで1000円以下で美味しく食べられるモノを探すのは至難の業(涙)
この価格帯であるとしたら、ファストフードやサクッと食べられるタコスくらいでしょうか…。
セブンイレブンはあるけど日本と違い、必要最低限のものしか売ってないし、食料といえば不健康そうなホットドッグとかか不味そうなサンドウィッチくらい。
【お手軽系】
チーズバーガーセット (In-N-Out) | ベーカリーのクロワッサン | BLT (サブウェイ) | |
---|---|---|---|
USドル | $6.65 | $4-5 | $6.89 |
日本円 | 約728円 | 約440-548円 | 420円 (日本価格) |
ファストフード系じゃないちゃんとしたサンドウィッチ屋さんなら1つ$15前後くらいします。
【ランチ系】
カフェのサラダ | ラーメン | スンドゥブ | PHO | |
---|---|---|---|---|
USドル | $15前後 | $10-15くらい | $12前後 | $8-10 |
日本円 | 約1640円 | 約1095-1640円 | 約1300円 | 約880-1095円 |
ベトナム料理のフォーは美味しいしお安く食べられるから、わたしは好きでちょくちょく食べます。
でもスープに化学調味料をふんだんに使っているところもけっこうあったり…。
韓国、タイ、ベトナムといったアジア系の料理は比較的お得に食べられますし、ディナーでも1人あたり$20-30(約2100-3200円)くらいの予算でもいけちゃう。
こじゃれたレストランなら飲んで食べて1人$100以上(約1万1000円)はみておいたほうがいいかもしれません。
レストランで食べると確かにコストはかかります。
ただポーションが多めなので、ランチに食べきれなかった分を夜ご飯にまわせば、1食あたり安く済ませられますね。
アメリカでは余ったものを持ち帰るのが当たり前。
日本もこのシステム取り入れたらいいのにと思います。
スーパー
通常の野菜なら韓国スーパー、肉類は日系、ステーキ肉はホールフーズ、といった感じで、わたしは食材によって行くスーパーを変えています。
韓国スーパーなら1週間分くらいのお野菜をたっぷり買い込んでも$15くらい(約1650円)で済むからお財布に優しい。
だってネギ4束で$1(約110円)とかですよ(笑)
外食を抜けば1週間$20-50(約2200-5500円)でやりくりもできなくない!
これは日本と比べて安いのかどうかわかりませんが、悪くないと思っています。
1か月にかかる生活費は?
わたしが独身だった頃、ルームシェア、基本自炊、贅沢な買い物をしない、飲みは適度にといった感じの生活スタイルを送っていました。
加えて毎日車通勤して月$2000(約22万)で生きてましたね。
まとめてコスメを買ったり、洋服を買ったりすれば超えちゃうこともありますが、やれば20万ちょいで生活できますよ。
これって東京でも郊外に住み自炊をすれば、いける感じじゃないですか?
おまとめ
色々と比較してきましたが、やっぱロサンゼルスに住むにあたりネックになるのが家賃ですよね(汗)
いかにお得な物件を見つけるかが鍵。
ただ注意しないと詐欺にあったり、トラブルが多いのもルームシェア。
嫌な目に合わないためにルームシェア探し虎の巻をつくりました。
やってはいけないことなども書いていますので参考にしてみてください。
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