アメリカではじめての運転うまくできるか心配ですよね。
結論から先にいうと、
交通ルールをおさえて日本との違いを知っておけば、アメリカで運転は怖くないですよ。
むしろ日本より道が広くて運転しやすいと思います。
ほぼ毎日アメリカで運転をしているわたしが、基本の交通ルール、運転の注意点、駐車の際に気をつけること、おさえておくといい道路標識を紹介していきます。
ちょっと長くなるかもしれませんが、アメリカで運転するにあたり重要なことを書きます。
がんばって最後まで読んでみてください。
知っておくべきアメリカの交通ルール
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/08/97dab1f4310a166f34320989b6236a3e.png)
アメリカは州によって交通ルールが違うようです。
ただ基本ルールは同じなのでここでは一般的なことを紹介。
右側走行
アメリカでは右側走行になります。ハンドルは左。
車線、ハンドルどちらも日本と逆なので意外とすぐ慣れるかと。
赤信号でも右折OK
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/no-red-1.jpg)
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/no-right-turn-on-red-1.jpg)
こんな標識がない以外は、赤信号でも右折できます。
ただし右折する前には一時停止をして、歩行者や走行車がこないか確認してから曲がるようにしてください。
Stopサインでは一時停止
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/08/stop.png)
Stopサインでは一時停止して、歩行者や走行車がいないことを確認してから進みます。
十字路で四方向ともにStopサインがついている場合、先にサインで停止した車両から順番に発車します。
複数の車両が同時にサインで停車した場合、右側にいる車が優先。
でも実際のところ譲り合い手で合図しているような。
バイクレーンを走らない
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バイクレーン(自転車専用の車線)は基本車は走行できません。
右折する場合、交差点の30メートル前からバイクレーンへ車線変更し曲がります。
速度を守る
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/08/speed.jpg1_.png)
一般的な速度制限はこんな感じ。
フリーウェイ(高速道路):65-70マイル(約105キロー112キロ)
片側2車線のハイウェイ:55マイル(約88キロ)
一般道:35マイル(約56キロ)
住宅街、学校周辺:25マイル(約40キロ)
覚える必要はありません。
頻繁に標識がたっていますのでそこでチェックしましょう。
例えばSpeed Limits 55マイルのところでは55マイルくらいで走るように。
ちなみにアメリカでは右車線がゆっくり、左が走行の早い車線です。
矢印信号機に注意
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/08/singnal.png)
走行車線に矢印の信号機がある場合、そのサインに従います。
矢印信号機の位置が低かったり、見落としやすい場所に設置されいることがあるので注意。
矢印信号のサインは通常の信号機と同じ。
赤→とまれ、黄色→停止、とまれない場合は注意して進行、青→発進
点滅赤信号→停止して安全確認後OKであれば発進。点滅黄色→速度を落として走行。歩行者がいればそちらを優先。
※カリフォルニア運転免許場のマニュアルより抜粋。
歩行者優先
いかなるときも歩行者が優先。
緊急車両が近づいたら停車
救急車、消防車など緊急車両が近づいてきたら、車を右路肩に寄せて停車します。
踏切前は停車しない
ふみきり前では電車が来ていない限り停車する必要はありません。
Keep Clearサイン
『Keep Clear』のサインが車線に書かれていたら、そこは空けるようにします。
Keep Clear内は停車NG。
フリーウェイ(高速道路)の交通ルール
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/08/546f6d7ce1caba69355a646d46da06b9.png)
フリーウェイでも気をつけたいルールがあります。
カープール
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フリーウェイ左車線がカープールになっていることがあります。
こんなサインをみたら2名以上乗車している車両のみ、カープールを走行可能。
1名乗車でカープールを走ると違反なので注意!
有料道路がある
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/08/express1-1.png)
フリーウェイは基本無料です。
ただフリーウェイによっては”Tool Road”や”Express Lanes”といった有料道路もあります。
これらの有料道路を通るには専用の機械が必要。
ない人は有料道路を避けてください。
知らずにうっかり有料道路を走ってしまったら…?
罰金のお知らせがきます(涙)
主要フリーウェイの110、10にもExpress Lanesがあるので注意!
走行車線の確認
上記でも書いたけどアメリカでは右がゆっくり、左が走行の早い車線。
速度規制65マイル(105キロ)でも、みんな75マイル(120キロ)くらい出すんですよね。
ちょっと怖いなら右車線を走るほうが無難。
駐車するときのルール
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駐車に関するルール、コインパーキングの使い方について説明します。
前方から駐車
アメリカでは前方から駐車する人が多い。
駐車場の幅が広いからなのか、バックでいれるのが難しいから?理由はわかりません(笑)
とにかく駐車しやすいですよ。
駐車禁止サインを確認
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/08/9ee039a5d8a7dece1b4618c29570f316.png)
街中でも路駐できるところがけっこうあります。
ただ駐車できない時間帯が書いてある場所もあるので、必ずサインをチェックします。
たとえば写真のサイン。
緑の部分に書いてあるのは
『2時間駐車OK ※月ー金 9時~15時まで。土は8時~20時まで』
赤の部分は
『7時~9時、15時~19時までは停車してもダメ ※土日除く』
これらの時間以外であれば好きに停めてOKという意味。
ん~すごくややこしいのですが、きちんと読まないと違反チケットを切られます(涙)
駐車違反の金額はエリアによって異なり、ウエストウッドだと$60-$70くらいとられた記憶があります。
「ちょっとくらい大丈夫っしょ」なんて思っちゃいけませんよ。
パトロール車が巡回しているので、あっさりやられてしまいます。
縁石の色を確認
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路駐する際もう1つチェックポイントがあります。
縁石に赤、白、青、緑など色がついている場合は駐車しないでおきましょう。
『数分だったらいいよ』みたいなやつもあるけど、何かあったら嫌なので停めないほうがいいです。
ちなみに「Loading Only」は荷物の積み下ろしのみOKというサインですね。
コインパーキングの使い方
コインパーキングなのかコインメーターなのか呼び方がわかりません…。
なのでコインパーキングと呼ばせていただきましてと。
道路にコインパーキング機があれば有料で駐車OK。
駐車できない時間帯が書いた看板が立っていたら、駐車前に読んでくださいね。
コインパーキングは前払い制。
使い方はこちら。
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/08/coin1.png)
表示されている時間内は無料で駐車できますよ。やった!
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/08/coin21.png)
カード差込口にカードを入れて、すばやく抜く
画面に駐車できる分数が表示されます。
表示時間より長く停めるなら『+Time』
短い時間の駐車は『-Time』ボタンで調整をします。
その際に金額も表示されますので問題なければ『✔OK』を押して支払い完了。
支払い完了後、チャージした時間分がちゃんと反映されているか確認。
問題なければその場を離れてOKです。
アメリカで運転する際の注意点
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日本と違うところを挙げていきます。
『ありがとう』のハザードはNG
車線に入れてくれたら『ありがとう』の意味をこめてハザードライトを点滅させますよね。
これアメリカではNGです。
ハザードを出すときは前に事故が起こっているとか、危険を知らせるサインなのでむやみにやってはいけません。
相手に見えるように車内で手をあげるといいですよ。
これでお礼したことになります。
ワイパー、ウィンカーの位置が逆
日本の車と違う点はワイパーとウィンカーの位置が逆ということ。
これは慣れるまでうっかりちゃんが続きます。
お酒はトランクへ
開封されたお酒の容器を車内におく、同乗者が車内で飲酒することも違反です。
お酒は絶対開けないでトランクに入れておきましょ。
お酒関係の違反はかなり厳しいので気をつけないとです。
パトカーにとめられた
あってほしくないですが、走行中パトカーにとめられたら…?
すみやかに右により停車。
警官がやってきたら車の窓をあけ用件を聞きそれに答えます。
注意点は自分から車を降りず、警官がくるのを車内で待つということ。
クラクションを鳴らすのは日常茶飯事
信号でちょっとでも出遅れたらクラクションを鳴らされます…。
ちょっとしたことですぐ鳴らすんですよね。
時間に余裕をもつ
恐ろしく渋滞がひどいロサンゼルス。
朝の通勤時、帰宅時間帯の夕方は特に混みます。
10、110、405フリーウェイはそりゃもう最悪。
通常15分くらいでいく距離が1時間かかるのはザラ。
時間に余裕をもって予定を立ててください。
覚えておくと便利な道路標識
全部あげるとえらいこっちゃな数になるので、おさえておきたい標識をピックアップしてみます。
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/yield_7329.jpg)
”ゆずれ”の意味。前にある道を走る車に優先権があります。合流するところで見かけるような。
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/Do-not-enter.jpg)
進入禁止
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/wrongway_6665.jpg)
進入禁止
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/nouturns_6646.jpg)
Uターン禁止
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/one-way.jpg)
一方通行
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/do-not-pass.jpg)
追い越し禁止
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/left-lane-must-turn-left.jpg)
左折車は左車線へ
Right Lane Must Turn Right
右折車は右車線へ
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/no-parking-any-time.jpg)
駐車禁止
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/dip.jpg)
穴あり
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/bump_vector_sign_9613.jpg)
スピードが出ないように道路が盛り上がっているところ。住宅街でよくみかけます。
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/detouraheadcf_7353.jpg)
迂回路があります
高速道路などの入り口が使用禁止になっている場合、このサインに沿って走ると次の合流ポイントを見つけることができます。
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/school-bus.jpg)
スクールバスが停車する場所(通学路みたいな)
前にスクールバスが停車している場合、追い越さずバスが発車するまで待ちます。
おまとめ
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/08/9f070eb07b0c5cacc8df2d0cb9df761f.png)
慣れればアメリカでの運転はなんてことないです。
ただロサンゼルスダウンタウンは一方通行が多く、運転マナーの悪い人が多い…。
わたしは今でもDTLAを走るのはちょっとヤダな。
やっぱり運転はいいや…それならバス、Uberがあります。乗り方はこちら↓
![](https://listyle.net/wp-content/uploads/2020/07/samune-300x214.png)
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