海外から見た日本人の難しい点と素晴らしさについて

ホスト宅見学の際、多くのホストが口にする

「日本人は物静かで礼儀正しいから喜んで受け入れしたいわ」

同じ日本人としてホストが好意的なのは素直に嬉しい。

と同時に”物静か”っていいワードなの?と疑問に感じることもあったり。

だって何も言わないから扱いやすいと言われているような気がして。

真意はわからないけどね。

さておき、先日の新規ホストファミリー宅見学で、ホストマザーがとても興味深い話をしたからシェアさせくださいな。

目次

日本人の難しい点

その日訪れたホスト宅で、お部屋を案内してくれたのはカナダ出身のマザーさんだった。

この家族、旦那さんの転勤で3年間北海道に暮らしていたこともあり、日本人や文化が大好きという。

お子さんから「日本人生徒はいつ家にやってくるんだ?」と催促されるほど、積極的に日本人を受け入れたい親日一家。

見学中、突然旦那さんがお茶と食べやすくカットしたスイカを持ってきてくれて。

実はこれ数分前に「好きなフルーツは?」と旦那さんに聞かれ、答えたのがスイカだったの。

こういう”おもてなし”はあまり受けないから、なんか日本ぽくていいな♡とほっこり。

むしゃむしゃとスイカを頬張るわたしを見ながら、マザーさんが日本で暮らしたときの苦悩を話はじめた。

「転勤前、会社から日本語の基礎を録音したカセットテープが支給されたの」

「あ・い・う・え・お、や簡単な自己紹介が入ったやつ」

「引っ越す前、何度も繰り返し聞いたし、機内でもずっとそればかり集中したのを覚えてるわ」

「でね、いざ日本についたら、あんな程度の日本語じゃ全く生活できないことがわかり、すごく大変だったのよ」

「でも一番苦労したのは言語じゃないの」

「理解するまでに一番時間を要したのが、みんなの本心が読みにくいってことだったわ」

「だって、YESなのかNOなのかわからないんだもん」

「YESと口ではいうけど、本心はNOだったりね」

「実はカナダも相手を尊重して発言したり、控えめな性格というか日本と似たような文化があるから、多少わかる気はしてたの。でも実際また違う部分もあって」

「う~ん…。これだけで日本人はNOだって察知するじゃない?でも外人にとっては、それがどういう意味かわからないのよ(笑)」

「だから日本人は付き合いにくいなんていう人もいるんだろうね」

「確かにこの独特な表現方法には苦戦したわ。でもわたし思ったの」

「日本人は難しい、なんていう固定概念で接してたらいつまで経っても理解できないでしょうねって」

「結局のところ、みんな同じ人間なのよ。何も違いやしないわ」

「大切なのは興味をもち、相手を知ろうとすること」

「そうやって気持ちを切り替えたらね、何となく相手の考えもわかるようになって。不思議よね」

「知ればしるほど、奥深い日本文化に美しさを感じたり」

「素敵な国だわ、一生住んでいたい。本気でそう思ったの」

「残念ながらビザが3年しか降りなかったから、泣く泣くアメリカに戻ってきたんだけどね」

“みんな同じ人間じゃない、何も違わないわ”

この言葉が頭に残り、心を打たれた。

こういうフラットに物事を見れる人、素敵だな。

密かに感動(涙)

日本語のすばらしさ

続けて日本人では気づかない点を、外人視点でマザーさんが面白く話してくれた。

「日本語ってときにすごく簡潔な言葉で全てを語りつくせるからユニークよね」

「たとえばさ”I am glad you like it”とか英語では長ったらしい文章も、日本語だと”よかった”一言で伝わるところとか」

「1ワードで様々な意味になりえる奥深さも素敵だし」

こんなの考えたことなかったけど、言われてみればそうだなと。

普段なら30分程度、長くても1時間あれば終わる見学も、この日は話が盛り上がり2時間も居座ったという(笑)

あぁ、いろんな人に会えるホスト宅見学はやっぱ楽しいな~と実感。

様々な文化を持つ人種が暮らすロサンゼルスでは、自分の常識から外れるような人がいるのは確か。

でも〇〇人だからこう!なんて決めつけ接すると、結局自分の視野を狭めることになるんだろうな、とマザーさんの話を聞いて感じた。

勝手が違い大変なこともあるけど、いろんな人と出会え、新しい経験ができる海外生活は楽しいですぞ。

わからないことなど何かあれば『おたずね箱』からメッセージをお願いします。

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