アメリカで働きたい、移住(永住)したい。
でも英語力がなければコネもない。
これじゃ、アメリカで生活することは無理なの?
結論からいいます。
『可能性はゼロじゃありません』
現に再渡米したときの私の英語力は『観光するならOK、ネイティブと簡単な会話ならできる。英検2級』レベル。
この状態からグリーンカード(永住権)を取得しました。
ここでは働けるコネなし、英語に自信がないけど、アメリカ移住をして現地で働きたい。
そんなあなたに向けて、わたしが永住権を取得した経験を交えなら、そのヒントをお話できればと思います。
アメリカ企業に採用されるためにやるべきこと&面接をパスする方法を知りたい方にとって有益な情報は全くありませんので悪しからず。
あくまで英語力ゼロ、何のツテもない状態でどうしたらアメリカで働き、生活できるか知りたい人向け。
尚、ここに書いていることは一個人の意見であって、わたしの勤務する会社とは一切関係ありません。
こんな方法もあるのね~って感じで読み進めてもらえると助かります。
第一関門はビザ取得
90日以上アメリカに滞在するなら、まずはビザ取得が第一関門。
ではあなたにあったビザは何でしょう?
- アメリカに会社を設立や投資によってビザ取得できるほど財力はない
- アメリカに転勤できるような企業に勤めているわけでもない
- 現地企業で採用されるような英語力、ツテなし
- アーティストビザが取得できそうな特殊技術なし
これに当てはまるなら、取得しやすいのは学生ビザ(F1-VISA)
そうわたしが提案するのは学生ビザ→合法的に働けるようになるを目指す方法です。
日本から就労ビザを取得して渡米した人いるだろうけど、現状ものすごく難しい。
その理由は後ほど書くとして、なぜ学生ビザがいいのか説明しますね。
学生ビザのメリット
- 学校で英語を学べる
- 最大5年間のビザが取得でき再申請も可能
- OPT取得で合法的に就労可能
英語が学べる
学生ビザは修学が目的なので語学学校、カレッジ、大学など学校に通う必要があります。
どんな職種にしても多少の英語力がないと就労だけじゃなく、日常生活もしんどい。
まずは英語力をのばすことが重要。
最大5年間のビザがおりる
5年間のビザが取得できる点は大きなポイント。
5年もあればその間に現地で人脈を広げる、就労や永住につながるきっかけ作りができるはず。
以前は学生ビザでも学校申し込み期間によっては、1年間有効のビザしかおりないこともありました。
今は却下されるか、5年ビザが出るかどちらか1つの傾向に。
正当な理由があれば5年ビザがきれたあと再申請も可能。
OPTにより合法的に働ける
カレッジ、大学、大学院などを卒業するとOPTで合法的に働くことができます。
OPT(Optional Practical Training)とは、学んだ専攻と関連する会社で1年働ける制度。
カレッジ卒業までにかかる期間は約2年。
その後OPT期間中に、企業先から就労ビザや永住権をサポートしてもらえた人だっています。
次に学生ビザを取得するデメリットをみていきましょ。
学生ビザのデメリット
- 合法的に働けない(一部例外を除く)
- まとまった資金が必要
合法的に働けない
残念ながら学生ビザではアメリカで働くことはできません。
例外として『語学学校なら1週間に18時間、大学は1学期中に12単位以上を選択しているフルタイムの生徒であれば、キャンパス内で合法的に働けます。
ただ応募者が多く人気なので簡単にありつけない+これだけで毎月まかなえるほどの収入は見込めません。
なのでここを目指すのはやめて、あくまでSSN取得狙いで応募するのはアリ。
オンキャンパスで働くメリットはSSN(ソーシャルセキュリティー)が取得できること。
SSNは社会保障制度のことでマイナンバーのようなもの。
働いて税金をおさめることで年金の受給資格がもらえたり、障害年金、低所得者保証など保証制度を利用できます。
SSNがない=社会的信用度が低いとみなされアパートの審査が通らない、契約できても通常より多くのデポジットを求められたり不利なことが多い。
私生活でもSSNがあると便利なんです。
ネイリスト、エステ、まつエクを職とする場合に必要な資格『コスメトロジーライセンス』受験にもSSNを提出します。
美容関連の仕事につくにはSSNがほしいところ。
まとまった資金が必要
『合法的に働けるビザを取得するまでは収入がない』
日本で収入があるなら別だけど学生ビザの場合、無収入期間が長くなる可能性大。
それに耐えうる資金力は必須。
厳しいことを言うけど語学力なし、ツテなし、資金なし、それで楽して生活しようなんて甘い考えはダメですよ。
何かを得るためには努力しないと。
話を戻して1人600万円/年くらいは確保しておきたい。
もちろんもっとあるに越したことはありません。
生活費をおさえることはできます。
ただ社会人くらいの年齢で学生ビザを取得するには、
1年間の留学で600万円くらいの残高証明書がないとビザ却下率が上がります。
(4年制大学はもっと必要)
就労ビザは取得困難!?
アメリカで就労ビザを取得するのは年々難しくなっているのが現状。
たとえスポンサー企業があったとしても、H1-Bビザは必ず取得できるわけではなく最後は抽選で決まります。
なんじゃそれ!って感じですがこれがアメリカ。
アメリカ大手会計事務所でさえ現地採用は難しく、日本支社で数年経験を積んでから駐在員として渡米する方法ならあるといわれた人も。
英語力あり、スポンサーがいても簡単に就労ビザが取得できるわけではなさそう。
インターンシップビザは微妙
有給、無給インターンシップビザ(J1 VISA)の有効期間は最大で18か月もしくは12か月。
有給インターンシップであれば現地で働くことができますよ。
ただしトレーニー(Trainee)35歳くらいまで、インターン(Intern)30歳までと年齢制限があります。
またJ1 VISAの延長はできない、他のビザへの切り替えは正当な理由がない限り難しい。
1年半以上滞在したい人はここを狙う意味ナシ。
就労関係のビザはコロナの影響でビザ発給が停止しているので随時チェックが必要。
学生ビザから働く方法は?
いくつか方法を挙げてみます。
英語力に自信がない場合
語学学校で英語を学びつつ、並行してビザのスポンサーになってくれそうな企業を探してみましょう。
現にわたしは語学学校に通いながら、無給インターンをしてその企業からグリーンカードをサポートしてもらいました。
無給インターンなのでいってみればボランティア。
ボランティアなら学生ビザであろうが制限は受けません。
英語力があるならOPT狙い
先ほどチラッと書いたけど堅実かつ合法的に働くならOPT。
でもさカレッジ卒業までに2年でしょ…その間収入なしとかキツイしそんなに待ってられない。
そんな人は最短半年でOPTが行えるUCLA Extension Certificate-programsに申し込むのもアリ。
OPT不可のクラスもあるけど、ビジネス、IT関係、演劇、マーケティング40以上のコースがあるから何か興味あるものが1つは見つかるはず。
UCLA Extension、Certificate-programの入学資格はTOEFL iBT: 83、IELTS: 6.5以上。
早く就労したい人には効率よい作戦です。
ちなみUC Irvine、UC San DiegoにもCertificate-programがあります。
コースにより求められる英語力は異なります
ゴールは永住権取得
学生ビザ、就労ビザどんなVISAにも有効期限があります。
そこで永住を目標とする人は最終『グリーンカードの取得』がゴールでしょう。
学生ビザから永住権の取得は可能。
行動と努力次第で永住権取得への道は開けます。
では永住権を取得するにはどんな方法があると思いますか?
グリーンカード取得方法
- 企業からのサポート
- 婚姻
- 抽選
※米国国籍をもつ親族がいる、投資などによるグリーンカード取得は除外。
投資などお金を積むって方法もあるけど、5500万円くらい(50万ドル)かかるので余裕がないと無理…。
現実的な方法をみていきます。
企業がスポンサーになってくれる
アメリカにある日系企業もグリーンカードをサポートしてくれるところはありますよ。
一例としてびびなびに日系企業求人が掲載されています。
アメリカ就職、転職のエージェントQUICK USAに相談してみてもいいですね。
特にエージェントだど就労関係のビザは強いはず。
とにかく目ぼしい企業を見つけたら繋がりをもつためにコンタクトをとる。
『いや~そんなの無理っしょ』なんて思わず
何事もやってみないとわからないし、行動しないとつかめるチャンスも逃します。
わたしは永住権サポートをしてくれた会社の社長さんに直接コンタクトをとり結果、無給インターンとしてお手伝いさせてもらうことができました。
企業サポートでの永住権は取得までに約2年かかると言われています。早くて2年きるくらい。
婚姻
アメリカ市民との結婚が一番早くグリーンカードを取得できます。
わたしは会社からのサポートで永住権を申請中に主人と結婚。
婚姻でグリーンカードを取得する方に切り替えました。
申請から取得までにかかった期間は4か月。
取得前に就労許可がおりるので、そうしたら合法的に働けるようになります。
今は永住権をもっている人と結婚→グリーンカード取得までに1年以上かかると聞きました。
以前は半年くらいでとれるといわれてたけど…。
すみません、このあたりの細かな日数は確かではないのでチェックをお願いします。
ただ米国市民との婚姻より取得まで時間がかかるのはたしか。
抽選
毎年10月くらいからDV抽選が開始されます。
つまり抽選にあたれば永住権が取得できるってこと!
「今年は抽選やらないんじゃないか…」と言われ続けているけど今のところ毎年行われています。
当選確率1%くらいと狭き門。
でもね当選しアメリカ移住を果たした人いるんですよ。
わたし何人も知っています。
一度落ちても翌年また申し込みできるし無料&簡単。
日本からも申し込み可能。
詳しい応募方法は時期がきたら記事にアップしますね。
ひとまずざっくりと。
応募資格
- 応募対象国の国籍を有してる(日本国籍OK)
- 高卒以上
必要なもの
- カラー写真
出生地は調べておきましょう
おまとめ
英語に自信がない、コネもなしでアメリカで働く&永住権取得を目指すならコレ。
- 語学学校で語学力をアップさせる
- 在学中にビザサポートしてくれる企業を探す
- 語学学校で語学力をアップさせる
- カレッジやCertificateプログラムへ
- OPT中にビザサポートしてもらえるよう頑張る
- 日本でTOEFLかIELTSのスコアを取得
- カレッジやCertificateプログラムからスタート
- OPT中にビザサポートしてもらえるよう頑張る
しつこいですが、どのパターンも資金が必要です。
学生ビザを選択するならまずやるべきことは貯金。
どんな求人があるのか日本にいるときからチェック。
気になる人がいればSNSを通してコンタクトをとり情報収集するのもいいですよね。
最後にとても重要なこと。
学生ビザは修学を目的とするもの。
アメリカ人の雇用を奪うかもしれないので、就労や永住されては困るのです。
だから語学習得など目的が果たせたら日本に帰国すると、ビザ面接ではっきり意思表示。
決して現地で働きたい、永住したいなんて言っちゃいけませんよ。
速攻でビザ却下されます。
そうなると今後ESTAでの入国でさえ難しくなる可能性があるのでご注意!
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