右奥歯をインプラントにしないといけなくなりました。
医療費が高額なアメリカ。
中でも特に高いのが歯科。
インプラントは日本でも1本あたり30万から50万くらいはする治療ですよね(汗)
それをアメリカでしたらいくらになるのか?
ここではインプラントにかかる費用と、治療工程について細かく記していきます。
まずはわたしの前情報として。
保険:PPO
保険のきく歯科でインプラント治療を開始
セカンドオピニオン済み
インプラントに至った経緯
右奥歯に痛みを感じたのが事の始まり。
徐々に歯茎が腫れてきたから、かかりつけ医師の元へ。
診てもらうと、根幹治療が必要かもしれないということで専門医の紹介を受ける。
アメリカは歯科に限らず専門医が細かく存在し、検査や治療内容により病院をたらいまわしにされるのが億劫。
根幹治療専門医の診察によると、既存の歯がひび割れしているのもあり、治療を行ってもすぐにダメになるだろうとインプラントを勧めされる(アメリカ人医師)
セカンドオピニオンとして自分で探した歯科へ意見を聞きにいくも回答は同じ(日本人医師)
ということで気がすすまないけど、インプラントを決意。
インプラントができる病院探し
かかりつけの医師と、セカンドオピニオンをしてくれた医師より、インプラントの専門医を紹介してもらう。
①かかりつけの医師の言葉(アメリカ人)
- わたしが納得したところで治療を受ければいい
- 選択は自由だけど長年紹介し続けている医師を紹介しておくね
※この医師は無駄な治療は勧めてこない
②セカンドオピニオン医師の言葉(日本人)
- 保険適用されるはずと、インプラント担当医の経歴が書かれた紙をくれた
- 多忙な医師だから予約を早くとるようにプッシュされる
※いろんな治療を勧めてくるアグレッシブな医師
アメリカの保険制度は複雑で、ネットワーク内なら好きな病院に行けるPPOや、まずはかかりつけ医師を通すHMOなど保険の種類により制限がある。
わたしの保険はPPOなので、ネットワーク内のクリニックであれば好きなところを自分で選べるやつ。
なので、それぞれ紹介してもらったクリニックに連絡をして保険適用になるのか?、併せてざっくりとした費用を確認。
インプラントの費用
①かかりつけ医師からの紹介クリニック
インプラント費用:$2,000
その他にかかる治療費については歯の状態をみてからでないと答えられない
保険適用される
②セカンドオピニオン医師からの紹介
インプラント費用:全工程いれてざっくり$6,000
保険適用外!
③以前診てもらった別の日本人医師にも確認
インプラント費用:$6,000-$7,000
結局、①のクリニックでコンサルテーションを受け、出してもらった見積もりがこちら。
治療費:$3,724
保険適用額:$1,789.40
自己負担額:$1,979.6
①のクリニックでやるのはインプラントを埋めるところまで。
クラウン部分の装着は、紹介元のかかりつけ医が行う流れ。
クラウンの見積もりがこちら。
治療費:$1,569
保険適用額:$911.40
自己負担額:$657.60
ということでインプラント完了にかかる費用は$5,293で、自己負担額$2,637.20
1本の歯に$2,000以上か…って考えると高額だけど、他院より良心的な価格で保険適用されるし、担当医師を調べたところ、ちゃんとしてるぽいから①のクリニックでお願いすることに。
こうしていよいよ治療開始。
ちなみにコンサルテーションでは、レントゲン撮影から治療方法、工程期間を説明してもらいました。
アメリカ人医師だから説明は英語、わからない医療用語もあったけど、疑問点は質問をして納得。
コンサルテーション費は保険で100%カバー。
インプラント治療工程
全部で4ステップ。
歯を抜いたところに骨移植を行い、インプラント支える土台づくり
3Dの特殊レントゲン~インプラントを固定する穴をあけ、インプラントを埋め込む
埋め込んだインプラントとクラウンを連結させるパーツをつける
※①のクリニックで行うのはここまで
かかりつけ医でクラウンを装着して治療終了
ステップ1から3までにかかる期間は4-6カ月と言われました。
トータルで8カ月くらいで、1年はかからないようです。
インプラント治療~ステップ1
2022年5月10日、インプラント治療開始。
10:30 治療室へ案内され麻酔を打つ。
麻酔を打つ前に、それが痛まないよう塗り麻酔をしてくれるけど、やっぱり歯茎に注射をする麻酔は痛い(涙)
Bone Graftには血を混ぜて行うということで、腕の血を抜かれる。
麻酔がきいていることを確認し、ドリルで歯を削っていく。
このドリルの音が凄いうるさくて怖かった…。
ドリルで亀裂を入れた歯を力づくで引っこ抜く。
麻酔がきいてるから痛みはないけど、顔をおさえつけられ、歯を引っ張られるのはもっと恐ろしく、ホントにこんな手荒でいいの?と不安で泣きそうになる。
頭がね、浮き上がるくらい引っ張るのよ。
それを何度も行い歯を抜いていく作業は苦痛だった。
抜歯後、セメントのようなものを埋め込んでいく医師。
これがBone Graftなんだろうね。
ギュ、ギュッと何かと押し込み、固められる感じ。
目を閉じててと言われたけど、気になり開けると医師が針金くらいありそうな太い糸を使っているのが見えた。
どうやら歯茎を縫っているらしい。
痛みは感じないのよ、麻酔がきいてるからね。
でもあんな太くて硬い糸をみたら恐くなるわ!
「よし!うまくいったよ!」
医師の声で一安心するも、約1時間緊張と不安で疲れた…。
術後はガーゼを噛み、1時間おきにかえるよう指示される。
治療後の様子
麻酔をしてたから若干のだるさはあったものの、自分で運転して帰ることはできた。
痛み止めと抗生物質を処方してもらったから、痛みは感じない。
ただガーゼを噛み続けることで話しづらく、不快感が半端ない。
出血はまだしている。
ということで術後1日目、今のところ特に異常なし。
注意点
術後いくつか注意すべきことがある。
- 熱い食べ物を避け、柔らかいものを食べる。スパイシーなのもNG
- 1週間運動はしない
- 1日2回塩水でうがい(うがい薬NG)
- 歯ブラシはやさしく
- 最低2日間は喫煙NG
おまとめ
保険適用になるから結果、日本で治療するよりお安いよな。
ホント保険さまさま。
しかーし、何といっても抜歯がこわかったです…。
人間の歯ってそんなに簡単には抜けないことがわかりました。
わたしは1本だけどフルインプラントする人、この抜歯作業ホントに大変じゃないかな?と気になるところ。
さて次は1週間後に経過チェック。
こんな感じでインプラントは治療が終わるまでの流れを細かに残していきますね。