ロサンゼルスは雰囲気がよくおしゃれなレストランが多い。
でも正直なところ”ただおしゃれなだけ”というと所も少なくないのが現状。
夜景が綺麗、ロマンチックとか雰囲気だけよくて、肝心の味はイマイチなレストランは山ほどある。
新しいレストランを試すとき、口コミサイトをチェックするけど、期待ハズレで終わることもしばしば。
ってことで、食べ歩き大好きな私から、本当に美味しいレストランを紹介させてください。
- ロサンゼルスで美味しいものが食べたい
- デート、バースデー、特別なときに使えるレストランが知りたい
こんな方にピッタリの内容になっています。
今までいろいろなレストランに行きましたが、ここはロサンゼルスのレストラントップ3に絶対入りますね。
自信をもっておすすめできるレストラン。
では、いってみましょう。
その名前はOrsa & Winston
ロサンゼルスダウンのど真ん中にある”Orsa & Winston”
看板はなく店名が書かれたドアだけが目印。
注意して見ておかないと、うっかり通り過ぎてしまいそう。
この隠れ家チックな感じからしてポイント高し。
2019年にはミシュランスター1つ星を獲得。
そして2020年、LA TIMES Restaurant of the Yearに輝いたOrsa & Winston
今勢いのあるレストランは、どんなシェフによってつくられたのでしょうか?
シェフ、Josef Centeno
メキシコ風アメリカ料理”テックスメックス料理”を得意とするジョセフ・センテノ、Josef Centeno
幼いころからお料理上手なおばあちゃんのテックスメックス料理を食べ育ったジョセフは、ニューヨークでフランス料理の修行を積みました。
そして今年2020年には「料理界のアカデミー賞」ジェームズ・ビアード賞、セミファイナリストに。
シェフ、4つのレストランの経営者、料理本の著者と様々な顔をもつ多才なジョセフは、2013年にOrsa & Winstonをオープン。
ちなみにOrsa & Winstonの隣にある、テックス・メックス料理Bar Amáもジョセフのお店。
Bar Amáはカジュアルなレストランでいつもワイワイ賑やか。
こちらも美味しいですよ。
レストランの雰囲気
35席のこじんまりとしたレストラン。
無駄なインテリアはなく、シンプルなデザインの内装。
現在コロナの影響で店内営業禁止のため、パティオにて食事提供がされています。
パティオといってもOrsa & Winstonの横にある路地にテーブルを並べただけ。
正直、ちょっとな…と思ったのですが、座ってみると穴場感があって悪くない。
歩道にテーブル席をつくっているレストランだと、その横を車がビュンビュン通るから衛生的に疑問。
でもここはその心配がないからいいかも。
やっぱり衛生的に気になるなって方は、通常営業が再開されるまで待ってみましょ。
Orsa & Winstonのメニュー
Orsa & Winstonは日本食にインスパイアされたイタリアン。
ウェブサイト上ではそう書かれていますが、イタリアンというより和の食材を多く使った創作料理といった感じ。
現在はパティオで食べるか、お持ち帰り、デリバリーが選べます。
パティオでのディナーはコースのみ。
今回は2020年9月末パティオで食べたお料理を紹介。
コース内容(メニューは定期的に変わります)
デザートを含む5品で1人$125、ペアリングするなら別途$80
わたしは5杯も飲んだらえらいこっちゃになるので、赤ワインのボトルをあけることに。
メニュー紹介の前に1つ。
わたしがOrsa & Winstonを大好きな理由の1つが、コース以外にシェフからのプレゼント品があるからなんです(笑)
今回は5品のコース+サービス皿が4品、計9品いただけました!
こんなにたくさん提供してもらえて、しかも抜群に美味しいときたら$125ってお得だと思いません?
前置きが長くなりました。
ではお料理紹介いきます。
オクラ、パルメザン
1品目の前にサービス①がきました。
グリルしたオクラにパルメザンチーズ。
オリーブオイルにうっすら醤油ベースのソースがかかっていて、オクラの下には黒トリュフが。
どのお皿にも共通して言えることなんですけど、Orsa & Winstonって素材とソースのバランスが絶妙で完璧。
シンプルなオクラをこんなに美味しいお料理に変えるなんて魔法の域ですよ。
1品目からノックダウン。
トロ クルード
コース1品目はトロのお刺身。
クルードってイタリア語で”生”という意味らしい。
アイスレタスのシャキシャキ感と、口に入れた瞬間広がるトロの上品なコク。
そこにほんのり感じるオリーブオイルとポン酢。
ポン酢が出しゃばりすぎず、素材の味を活かした完璧なお皿。
アジ グリル レモングラスドレッシング
2品目はアジのグリル。
1口目の衝撃は、鯵の身がふわっふわだったこと。
そしてちょうどいい脂。
つけあわせのお野菜にかかったレモングラスドレッシングと鯵、少しの醤油がまた合うんだな。
アジとレモングラス…思いもつかない組み合わせ。
さすがです。
パンケーキ
サービス②
パンケーキとサーバーさんは言ってました。
食感はコーンブレッドみたいなザクザクしたやつ。
わたしコーンブレッド苦手だけど、これはホント美味しい!
カリッと焼かれたパンケーキはほんのり甘く、マーマレードぽいオレンジピールと一緒に食べると最高。
サイドあるバターなしでも十分美味しいし、もっと食べたかった(笑)
サービス皿もコース料理同様、手抜きなんて一切ありません。
『よかったら食べてね』的な軽い感じはなく、すべてが全力投球。
エッグ ラビオリ
3品目 エッグラビオリ。
どれも美味しいから難しいけど、このコースの中で最高の1皿をあげるならこれですね。
ラビオリ生地の上に置かれた中央のリコッタチーズ?
外側にはふわふわのパルメザンチーズクリーム、全体にちらされたDuckプロシュート。
全てがうまくマッチして、素晴らしいハーモニー。
文句なしの100点、唸った1品です。
少しでも盗めるようなものはないかと味わいながら食べたけど、素人のわたしがマネできるようなテクニックはなく…。
悔しいくらいに美味しいじゃないかー!
牛肉の蒸し煮
4品目 牛肉の蒸し煮
ゆっくり蒸された牛肉に、じっくり煮込まれたコクのある赤ワインソース。
ワインがすすみすぎる1皿。
ナイフをいれると、もうほろほろ。
余分な脂が落ちたビーフはしつこくないから、いくらでも食べれてしまうやつ。
150グラム以上ありそうなくらい大きくカットされた牛肉だったけど、ペロッといってしまった…。
あぁ、しあわせ。
シャーベット
サービス③
ごめんなさい!何のシャーベットなのか聞き忘れてしまった(涙)
さっぱり爽快感のあるシャーベットだったから、たぶんフルーツ系だと思うのですが…。
お口直しにぴったりすぎて一瞬で食べてしまいました。
ピーチタルト
コース最後5品目 ピーチタルト
実はこの日、夫の誕生日でそのお祝いディナーだったんです。
事前に誕生日用のデザートプレートをお願いできないか聞いたところ…
『コロナの影響でパティシエが辞めてしまったけど、できる限りのことをします』と返事をもらっていました。
そしたらデザート皿にキャンドルをつけてもってきてくれたんです、Happy Birthday!!のメッセージと共に。
ちゃんとお祝いできてよかったです。
ところでさ、パティシエ辞めたんだったらこのタルト誰が作ったの???
ちょうどいい甘さと、バターがきいたピーチタルト。
めちゃ美味しいんですけど!
甘いものをあまり食べない夫もペロリでした。
最後のお皿
サービス④
ピーチタルトで終わりかと思いきやサプライズ、もう1品いただきました。
写真を撮る前に夫が食べちゃったので、1つなくなったけど、手前のはチョコレート。
奥にはカヌレとクイニーアマンを足したような激ウマ焼き菓子。
コース料理5品、サービス4品の計9品。
食事前に『ディナーのあとラーメンでもハシゴしちゃう⁉』って話してたんだけど、そんな余裕はなくお腹いっぱい大満足のディナーでした!
帰り際もサーバーさんがHappy Birthdayと言ってくれたりと、サービスも素敵。
味、サービスどれも素晴らしく、お祝い事、デートにおすすめのレストランです。
ダウンタウンロサンゼルスには他にも素敵なレストランがありますのでこちらもどうぞ。
お店詳細
コロナ自粛中により営業時間は変わる可能性があります。
行く際は事前にこちらから予約をするようお願いします。
ウェブサイト | http://www.orsaandwinston.com/ |
https://www.instagram.com/orsaandwinston/ | |
住所 | 122 W 4th St, Los Angeles, CA 90013 |
電話番号 | (213)-687-0300 |
営業時間 | 火-金 15:00-21:00 土12:00-21:00 日12:00-15:00 |
駐車場 | コインパーキング、有料駐車場 |
ピックアップやデリバリーはアラカルトでオーダー可能。
土日はパティオでブランチ営業もしています。
こちらはコースではないので気軽にOrsa & Winstonを味わってみてください。
駐車場が一瞬で見つかる便利アプリ
(無料、コインパーキングなども表示)
Spot Angeles