「一緒に素敵なマガジンをつくりましょう!」
そういっていつもお仕事をくれる雑誌カリフォルニアスタイルの編集さん。
ライフスタイル、インテリア、レストランやカフェ情報までおしゃれなカリフォルニアカルチャーを発信し続け、わたし自身もファンの1人でもあるこの雑誌に、ライターとして参加させてもらえているのは本当に感謝でしかない。
思い返してみるとあれはアリゾナに住んでいたときの話。
何か新しいことをしたいと考えていた矢先、 出現したコロナウィルス。
その影響により留学キャンセルが立て続けに入り、新規客の問い合わせもなく仕事は激減。
一気に暇になった2019年。
わたしがしたいモノ…。
それは大好きなカリフォルニアの可愛いスポットやレストラン、ロサンゼルス留学に関する情報を伝えることだった。
自分発信で誰かの役に立ちたい。
そんな思いではじめた旅行サイトでの執筆活動。
今まで気づかなかったけど書くことが好きなんだと実感したライター業。
旅行サイトでの執筆はノルマもないし、好きなときに好きな分だけ書けばよかった。
でも何か満足感を得ることができずにいる自分もいて。
そんなときに見つけたのが、西海岸の明るくキラキラしたライフスタイルをバンバン載せている雑誌カリフォルニアスタイル。
ビビビッ!!ズドーン!!!
頭のてっぺんから稲妻が入ったような、もの凄い衝撃と高揚感を覚えた。
これだ!わたしが携わりたいのは。
カリフォルニアに住んでた経験を活かし、雑誌づくりのお手伝いをさせてもらえないだろうか?
編集未経験。
そんなこと考えても仕方ない。
ダメならそれまでのこと。
やらずに後悔する方がバカじゃん。
ってなわけで思い立ったら即行動。
すぐさまカリフォルニアスタイルの編集さんを調べコンタクト。
西海岸のどんなところが好きで、なぜカリフォルニアスタイルに関わりたいのか意気込みをメールで必死に伝えたんだ。
とある探偵事務所に入社したくて履歴書を送ったものの全く音沙汰なく、なぜその会社に入りたいのかその思いを手紙にして送った20代前半
「こんな手紙送ってきた奴ははじめてだよ。君おもしろいから採用!」
押し売り営業が功を奏して!?見事念願の探偵になれた。
躊躇することなくズケズケ突進していくのはわりと得意でして(笑)
さておきわりと自己アピール満載の暑苦しいメールを編集さんに送ったんだよね。
そしたら熱意が伝わったのか、ありがたいことに現地にいる編集長さんを繋いでもらえたの!
アリゾナからロサンゼルスのオフィスまで足を運び面接。
気さくでとっても感じのいい編集長さんが出てきまして。
これまでの職歴やら好きなスタイルなどたくさん話した結果、わたしが参加できるとしたら記事作成だね、とまとまり。
後日ライティングテストに挑んだ。
「うん、これくらい書けるなら記事をお願いしても問題なさそうだね」
編集長さんの試験をパスし、晴れて雑誌ライターデビューできたってわけ。
とはいえ、ダメならもう次はないフリーランス。
1回で終わるかもしれない…。
ありえる話だけど、そんなネガティブなことよりカリフォルニアスタイルを一緒につくれるだけで嬉しいわたしは大興奮!
「まさか念願の環境でお仕事できるなんて、夢みたいだ~」」
そうして掴んだ初仕事は、コロナによりロサンゼルスでの生活がどう変わったのかを伝えるというもの。
東京で探偵をしていた頃、週刊誌の連載で元スポーツ選手のゴーストライターもしていたから”書く”経験は多少あった。
でもさ、カリフォルニアスタイルに合う文章ってのがわからなくて、執筆したはいいけどけっこう修正が入ったわけ(汗)
まぁ、はじめから全てがうまくいくわけないと思ってたけど、読み手にわかりやすく的確に伝える文づくりに難航しましてね。
読むだけでまるで自分もそのカフェに行った気分になれるような状況説明をするうまい言い回し、おしゃれに聞こえるワード、きれいな文章の書き方…学ぶが多くて、本当にためになっている。
今でも日々勉強。
自分のブログを書くのとはわけが違う。
いい言葉が浮かばず行き詰り、苦しくなることが多々あるけど、それでもわたしはこの雑誌に携わらせてもらえ幸せだ。
大したライター経験もない、何者でもなかったわたしでもこうして書く仕事ができている。
本当にやりたいと思うことなら、できる/できないを考えるのではなくまず行動しやってみることが大切なんだとつくづく。
やることで経験となり、できないことができるに変わるんだから。
わからないことなど何かあれば『おたずね箱』からメッセージをお願いします。