失敗しないアメリカホームステイ、ホストに嫌われない方法

ぶっちゃけどんなに評判のいいホストでも、人によっては合わないと感じる人はいます。

日本人同士だって、潔癖症がいれば、多少散らかってたって気にしない人もいますよね。

こんな2人が一緒に生活していたら、お互い不満爆発いつか喧嘩になるでしょう。

ホームステイも同じです。

いろんな感覚をもった人達がいるんだから、その中で共同生活をするのは簡単なことじゃない。

そもそも生まれ育った環境や文化が違うホストファミリーと暮らすのだから、合わなくて当然。

それくらいの気持ちがないと、ホームステイは失敗するかもしれませんよ。

ホームステイで失敗するというのは、ホストと良い関係を築けずお互い嫌な気持ちになること。

人により合う/合わないはあるんだから、そもそもホームステイ自体がアタリなのかハズレか?についてどうこう言うのは意味なく、まず根本的にホームステイとはどういうものかを知り、その上でホストと良い関係を築くために何をすべきなのか?を話した方が参考になるとわたしは思うんですよね。

年間、数百件のホームステイをアレンジしているわたしが、これまで多くのホストや生徒を見てきた中で、実際に起きた事例を元に、失敗しないホームステイの方法を書き綴ります。

ホームステイに興味がある人は是非、読みすすめてください。

目次

ホームステイとは何か?

簡単にまとめると、現地に住むホストが自宅の1室を生徒に貸し、共同生活を送るというもの。

ホストと一緒にご飯を食べたり生活を共にすることで、アメリカ文化に触れることができ、英語力アップも期待できるのがホームステイ。

ただお互いの生活を尊重しないとうまくいきません。

こちらの記事ではホームステイとは何ぞや?を掘り下げて書いるので興味のある方は要チェック!

では、お互いの生活を尊重するって具体的にどういうこと?

ホストとうまく付き合うにはどうしたらいいの?

本題に触れていきます。

ホストに嫌われる人の特徴

ホストといい関係を築くためにはどうしたらいいか?

答えは簡単。

嫌われるようなことをしない。

いつもホストの顔色をうかがい、ゴマをすりましょう!

決してそんなことを言ってるのではありません。

ですがホストだって人間です。

嫌がることをされると厳しい態度をとるかもしれません。

何か気に食わない点があるから、きつい言い方をしてきたりするのです。

では、ホストから嫌われる生徒ってどんな人?

ハウスルールを守らない

どこの家庭でもハウスルールがあります。

お互い気持ちよく生活するために最低限必要な決まり事なわけだから、絶対守らなくてはいけません。

ハウスルールを破るというのは、ホストにとって彼等の生活サイクルを乱されることであり、不愉快極まりないというのを忘れずに。

ルールを守れないなら出てってよ、そんな感じです。

一般的なハウスルールをまとめたものがこちら。

整理整頓をしない

どこのお宅でも必ず、自室の整理整頓、使用後のバスルームは綺麗に掃除というのはハウスルールでお願いされます。

考えてみてくださいよ。

仮にあなたが自分の部屋を他人に貸したとして、汚されたら腹立ちません?

もちろん美的感覚は人により異なります。

ですが、一般的に見てきれいな状態にしておけば文句は言われません。

もしホストの思う綺麗な度合いがわからないのであれば、直接聞いてみるといいですよ。

とにかく整理整頓ができない人は嫌われます。

時間かまわず騒がしくする

ほとんどのホストは翌日仕事があるから、夜遅くまで起きていることはありません。

お子さんのいる家庭なら就寝時間も早め。

そこへ遅い時間に帰宅し、キッチンでゴソゴソ物音をたてる、深夜にシャワーを浴びたりしたら、ホストファミリーはどう思うでしょう。

あなたのせいで目が覚めてしまったら?寝つけなければ?

ストレスでしかないですよね。

相手を思いやる気持ちがあれば、迷惑のかかる行動はしないはず。

互いの生活を尊重するというのはこういうことです。

夜遊びが激しい

ロサンゼルスの語学学生は毎週のようにパーティーを開き、どんちゃん騒ぎするし、中には違法薬物に手を出す生徒もいます。

生徒を受け入れる以上、ホストは生徒の身の安全を確保したいし、危険な目にあうようなことはしてほしくないもの。

トラブルが起きそうとホストが判断した場合、退去をお願いされることだってあります。

特に違法薬物はもちろんのこと、マリファナもホームステイではNG

勝手に食べる

ホームステイでは朝夕食、2食つきがスタンダード。

昼食は買うか、外で食べるかなど自分で済ませるようにします。

ですが冷蔵庫にある食材をランチとして食べる人、少なくありません。

ホストが夕食として準備したものを、昼食として食べちゃうとかね。

しかもホストに断りなく勝手に。

そりゃ、ホストも怒りますよね。

これウソのような話だけど、ちょこちょこ聞く話。

常識を疑います。

食べ過ぎる

食べる関係でもう1つ。

ここは判断が難しいところだけど、いくら朝夕食つきだからといって度を越える量を食べるとホストも困惑します。

朝食用に買っておいたミルク1ガロンとシリアル1箱が1日でなくなった!とホストからクレームが入った事例が。

実はこれ、1人の生徒さんが食べきっちゃったんです。

1ガロンって3.7リットルですよ。

シリアル1箱だってけっこうな量。

通常何日かにわけて食べるものが、1日でなくなったらホストも困りますよね。

費用を払っているんだから、食べてもいいじゃんではありません。

限度ってものがあります。

1日にトイレットペーパーを3ロール使うという事例もありました。

普通に考えて1日3ロールってかなりの量ですよね…。

食べ過ぎや使い過ぎた場合は、自身で補充するなど工夫が必要。

コミュニケーションをとらない

ホストがコミュニケーションをとってくれないのではなくその逆、生徒がホストと関わりを持たないようにする人がいます。

たとえば、あいさつをしない、食事も一緒にとろうとせず会話をしたがらないなど。

ホストファミリーだって異文化交流を期待しているし、英語力が伸びるように協力したいとも思っているから、生徒を受け入れているわけです。

なのでホストと関わりを持ちたがらない生徒さんだと、ホストも受け入れるメリットは何だろうと考えちゃう。

せっかく英語環境に身をおけるのだから、チャンスを活かしましょう。

ホストと良い関係を築くためにやるべきこと

ホストに嫌われないためには、ハウスルールを守り、常識的な行動をするということがわかりました。

これをするだけでもホストとのトラブルを防ぐことができ、問題なく過ごせるでしょう。

では、さらに良い関係を築くためにはどうすればいいか?そのポイントをお伝えします。

礼儀正しくする

まず念頭におくべきなのは、ホストはあなたの家族でもなければメイドでもないってこと。

何かしてもらうことが当たり前なのではなく、やってもらったことに対して感謝の気持ちを伝えるのが大切。

ホストは身の回りのお世話をするもの、と勘違いしている人けっこう多いんですよね(汗)

ホストのお手伝い

使った食器類は自分で洗うなど、家事のお手伝いは率先して行うよう心がけましょう。

「やらなくていいよ」と言われたら、「いつもありがとう」の言葉をかけてみるといいですね。

コミュニケーションをとる

ホストから話しかけられるのを待つのではなく、あなたからも積極的にコミュニケーションをとる努力は必須。

黙っていると話しかけられたくない人と思われますよ。

おまとめ

他人と生活するというのは簡単なことではありません。

だからこそルールがあり、お互い尊重し合わなければうまくいかないのです。

今回取り上げたのは当然のことばかりじゃなかったですか?

でもその当たり前ができない人も普通にいます。

ハウスルールとか面倒だな、もっと自由に生活したい、そう思う方はホームステイではなく、ルームシェアや1人暮らしアパートを選ぶべき。

ホームステイは”郷に入っては郷に従え”精神も必要だとわたしは思います。

どう考えても明らかホストに落ち度がある場合は、我慢せず学校やエージェントに相談しましょう。

わからないことなど何かあれば『おたずね箱』からメッセージをお願いします。

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